欧州材の代表的な木材輸送過程を見てみると、北欧からの輸入材のうち日本向け出荷量が最も多い製材工場が、フィンランドとロシアの国境のキツテ(Kitte)にあります。およそ100㎞程度の範囲で収穫された丸太がキツテで製材品に加工され、そこから鉄道で約350㎞かけてバルト海沿岸のコトカ港(Kotka)へ運ばれ、さらにハンブルグ経由の約2万2千㎞の航海を経て、ようやく東京港に到着します。 |
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北欧だけではなく、北米や南洋など、輸入材は世界中のあらゆるところから、膨大な輸送距離を経て日本にやってきています。現在では、食品の産地がどこなのか?を確認する方が増えておりますが、この家の木はどこから来たのか?を気にされる方はまだ少ない様です。ずっと一緒に過ごす家について、もっと私達は知る必要があるのかもしれません。 |
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